第1回占い入門講座 さつき4号より抜粋
占いを学ぶ第一歩は、人間観察から始まります。大勢の人がいても、それぞれ顔も身体も行動も千差万別。同じ人は見たくてもいません。その後、自分自身を、他人の目で観察するような気持ちで見つめていくのです。
ただし、占いには、統計的な部分と、のぞいてはいけない神の領域の二通りがあります。それゆえに、占いを学んで多くを知るうちに、一度は誰でも通る、支配者気取りをさっさと乗り越えなければなりません。そして「占いを通して未来や運命を教えていただいている」というありがたさを、いつも心のどこかで感じ
ている必要があります。
それでも占いにはそれなりの必要性と価値があり、知っていると知らないとでは雲泥の差があるのは確かでしょう。さらに、何よりも不思議で面白い世界なのです。そんな占いの世界を、毎回、少しずつ紹介していくこととしましょう。
〔占いの分類〕
占いと一口に言いましても、いくつもの種類があり、それぞれ用途も異なります。大きく分けますと三つに分類されます。
(1)命
まず「命めい」と呼ばれるものがあります。
これは誕生日(生まれた時を必要とするものもあります)をもとに様々なタイプの人間に分類します。その上で、一生の運勢を読み取っていくものです。統計的な要素が多分にあります。以前教えを受けていた師匠は、「命の占いは分類学だからね」とよく言っておられました。
代表的なものとして「四柱推命」「算命学」「紫微斗数」「気学命理」「宿曜」「西洋占星術」などがあります。西洋占星術は、もしかすると、世界で一番多く知っているのが日本人かもしれません。自分の星座を知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
(2)ト
次に「トぼく」があります。 「周易」「断易(五行易)」それからタロットが代表的です。特に周易は年配の方にはなじみが深いですね。街角に座って、竹の棒をジャラジャラ振って、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と本当に言ったとか言わなかったとか。
タロットも若い女性を中心に大人気です。易もタロットもだいたいが偶然性の占いととらえられています。 これをものすごく簡略化したものを、皆さんも一度は使ったことがあるでしょう。「ど・れ・に・し・よ・う・
か・な・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り」いかがです。占いは迷った時に、神様に問いかける行為と同じような気がしませんか。
(3)相
最後に「相 そう」があります。「手相」「人相」「家相」「風水」「墓相」などがあります。これらは形や姿を見て判断する占いです。一般的に、手相を嫌いな人はほとんどいないでしょう。
このように、占いは「命」「卜」「相」と分かれていますが、それというのも、正確な答えを導き出すために使い分けをする必要があるからです。人間そのものが複雑な生きもの。その複雑な人間を、たったひとつの占い方で知ろうとしても、ほんのわずかしかわからないのです。いくつかの占法を駆使してはじめて、より詳しい情報イコール運勢が得られるのです。 |